はじめまして、やりくりマスターのミチルです。
突然ですが、まずは、毎日仕事・家事・育児に奮闘しているアナタにお疲れ様と言わせてください。
朝から晩までやることだらけでヘトヘトなのに、ちょっと料理の手を抜いただけで家族からブーイングの嵐。
やってらんない!!
って、キレてもしかたがないくらい、アナタは頑張っています。ほんとうに、お疲れ様です。
でも、キレたところで、家族に自分の気持ちをなかなか理解してもらえないのもワーママであり、主婦であり、母親である女の悲しい宿命。
それならいっそのこと、バレずに手抜きするコツをつかんで、自分だけの時間をとりもどしませんか?
この記事では、仕事と家族のために、毎日があっという間に過ぎ去っていくアナタに、夕食を上手に手抜きする秘訣をお届けします。
手抜きの下準備をしよう

手抜きには、下準備が必要です。
でも、手抜きマスターのワタシは、手の込んだ下準備が大の苦手。
1週間分の献立を考えて、肉や野菜を切ったり、下味をつけたり、パックして冷蔵・冷凍したりなんて、
絶対にムリゲー!
だって、せっかく献立を考えても、当日、自分がその献立を食べたくなければ作りたくなくなっちゃうんですよね・・・。
こんな面倒くさい性格のワタシが、いつもやっている手抜きの下準備はたった2つ。
下準備といっても、全く時間がかからない方法なので、ぜひ真似してみくださいね。
家族の嗜好を把握しよう
来る日も来る日も、家族のために食事を作ってきたアナタなら、家族の嗜好はバッチリ把握されているのではないでしょうか?
ワタシは、手抜き料理こそ、家族の嗜好をガンガン刺激するものでなければならないと思います。
大好物だからこそ、手抜きがバレない究極の夕食になれるからです。
逆に、嫌いなものが混ざっていると、家族のテンションはダダッと下がり手抜きもバレます。
よし、今日は手を抜くぞ!
というときは、気合だけいれて手はしっかり抜けるよう、家族の好物や嫌いな物を日々把握しておきましょう。
手抜き食材を常備しよう
手抜きメニューは、味が良く、見た目が豪華でないと許されません。
美味しい味をつけ、ひたすら盛る、が基本です。
そこで、ワタシがいつも使いこなしている、これさえ常備しておけば、夕食を作りたくない日でも楽に乗り切れてしまう食材をご紹介します。
味付けの手間も省けるので、ぜひ活用してみてくださいね。
チーズ
チーズは、お料理にかけるだけでとても豪華にみえるし、ボリュームもでるのでオススメです。うちでは、シュレッドチーズ、スライスチーズ、パルメザンチーズを常備していますが、かけるだけでなく、お肉に巻いたり、シチューの隠し味としても使えて便利です。
ポン酢
ポン酢は、かけるだけでなく、お料理の隠し味としても使える万能調味料。特に、和風スープや中華スープにいれると、ピタッと味が決まります。
めんつゆ
めんつゆは、味噌汁や煮物の隠し味として最高の調味料です。お料理にうまみが出るので、誰でも簡単に”なんちゃって”手の込んだ料理を作ることができます。
塩わかめ

スーパーの魚売り場で見かける塩わかめは、やわらかくてとても美味しく、スープやサラダに加えるだけでお料理を豪華に見せてくれる食材。冷凍しても凍らないので、買ってきた袋のまま冷凍庫に入れておくと保存もきいて便利です。
冷凍コーン
子供たちはコーンが大好き。スープ・サラダ・チャーハン・ピラフなど、どんな料理にも使えて、お料理の色どりもアップします。
生野菜
レタス・ベビーリーフ・ミニトマトなど、生で食べれる野菜は、サラダ用に常備しています。サラダが1品あるだけで、夕食が華やかに。包丁なしでも簡単に準備ができるので便利です。
レトルト食材
ツナ缶・カレー・ヒジキ・ビーンズなど、缶や袋から出してすぐ使える食材は、スープに入れるだけ、サラダにあえるだけと、数分で1品ができてしまうほどの時短食材です。忙しいママは、使わない手はないですよ。
乾物
春雨・ゴマ・高野豆腐・パン粉・かつお節などの乾物は、お料理に入れてボリュームを出したり、栄養を簡単にプラスしたりすることができます。乾物なので、賞味期限が比較的長く保存しやすいのも嬉しいポイントです。
夕食をバレずに手を抜く秘訣とは?

夕食を作るときに、「手を抜く」というと聞こえが悪いかもしれません。それならいっそ、
手を抜く=手間を省く
と考えてみたらどうでしょう?
料理の手間を省くとは何か?を考えたとき、食材を洗ったり、切ったり、下味をつけたりという作業が手間なのかなと思います。
なんて時は、手間をしっかりと省く。これが、最大の秘訣といえるのではないでしょうか。
そこで、ここからは、お料理の手間を省くコツをお伝えしていきたいと思います。
冷凍食材を上手に使おう
我が家の冷凍庫には、冷凍食材が沢山入っています。
ただし、自分で手間暇かけて作り置きしたような食材ではなく、買ってきたまま冷凍庫に直行したものばかり。
うちの冷凍庫にある食材は、夕食に手抜きをしたい時のために揃えているといっても過言ではありません。
たとえば、肉類。
鶏の手羽先、鶏ひき肉、豚ひき肉などの冷凍肉は、焼くだけ、炒めるだけの時にとても役立ちます。
さらに、ポテト類。
フライドポテトやハッシュドポテトなどの冷凍加工品は、揚げるだけで子供たちのテンションが爆上がりのお助け食材です。
冷凍食材を、手抜きと思われず食卓に並べるコツは、冷凍食材の中でもちょっとだけグレードが高いもの。
ただのコロッケではなく、カキフライ・クリームコロッケ・メンチカツなら、家で揚げるだけでも旦那さんが喜ぶ一品になりますよ。
切ってあるものを買おう


最近は、忙しい女性のために、すでにカットして売られている肉や野菜が増えましたね。
オムライスを作る時など、小さめのお肉が必要な時は、小さくカットしてある鶏肉を買ってくれば、少々割高ではありますが、切る手間が省けて便利です。
ただし、サラダなどのカット生野菜は、殺菌のために”次亜塩素酸ナトリウム”が使われていて、いくら国が安全といっても口にしたくないので、
うちでは、カット野菜は、冷凍のものだけを使うようにしています。
我が家の冷凍庫には、カットされた鶏モモ肉、玉ねぎのみじんぎり、カットコマツナ、カットブロッコリーが常備されていて、
という時でも、冷凍庫から出してすぐに使えてかなり便利です。
副菜はパッケージから出すだけのものを使おう
副菜は、ポテトサラダや煮物など、少し手の込んだものを想像される方も多いのではないでしょうか?
でも、お皿に入れて、ただ出すだけでも立派な副菜になります。
納豆に韓国のりをかけただけの納豆ノリ和え。
袋から出して切っただけの白菜の浅漬け。
袋からだしてマヨネーズで和えただけのヒジキと大豆のマヨネーズ和え。
などなど、火も包丁も使わない副菜は、手抜き食材を上手に活用するだけであっという間に完成します。
メインには少し時間をかけるけど、副菜やスープには時間をかけたくない方は、出すだけ副菜がオススメですよ。
手抜きに欠かせない2つの神器


手抜きマスターのワタシは、以前ブラック企業で働いていました。
毎日5時半起き。平日の睡眠時間は5時間。休日は、家族サービスで寝ている時間なんてありませんでした。
正直、このまま死ぬんじゃないかと思うくらい心身ともに弱っていました。
そんな背景もあって、どうにかして夕食は手抜きしたい。でないと、ヤバイことになる・・・。
あのとき感じた生命の危機が、今のワタシの手抜き料理につながっているのだと思います。
そして、辛かったあのころ、ワタシの夕食作りを助けてくれた2つの神器がありました。ここからは、その2つの神器についてご紹介します。
ビストロ


いわずと知れた、パナソニックのオーブンレンジです。
ワタシは、ビストロのおかげで、夕食の時間を半分に短縮することができました。
お料理の時間を短縮する秘訣は、ガスコンロの前に立っている時間を減らすこと。
たとえば、お肉やお魚を焼いているときは、火加減の調節のためにガスコンロから離れることができません。
また、フライパンのサイズによっては、一度に沢山の食材を入れて焼くことができずに、数回に分けて焼くこともあるでしょう。
お肉の焼き加減がよくわからなくて、焼けてなかったり、焼きすぎて硬くなったりすることもたまにあります。
でも、ビストロを使えば食材をレンジに入れてスイッチを押すだけ。
大きめのハンバーグなら、7つぐらいはトレーに並べて一度に焼くことができるので、焼いている間にお風呂に入ったり、別の食材を作ったり、少し座って休憩すらできるようになります。
とにかく、ビストロに任せておけば、レストラン並みのお料理が超簡単に作れてしまうのです。
ビストロは、夕食を手抜きしたいアナタの救世主。
お金で時間を買ってもいいから、夕食の手抜きを極めたいアナタに、とくにオススメの神器です。
電気圧力鍋


これも、ビストロと同じく、ガスコンロの前に立っている時間を節約できるスグレモノ。
カレー・シチュー・豚汁・おでん・煮物など、汁物や煮物を作るのにとても重宝します。
材料が煮えるまで、お鍋のそばにいる必要がないので、スイッチを押してから料理ができあがるまで、別のことに時間が使えます。
ほったらかしでも、柔らかくて味がしっかり染みたお料理ができるので、手抜き料理に見えないばかりか、家族が大満足の夕食が短時間でできちゃいますよ。
手抜きだけど手抜きに見えない手抜きマスター流レシピ集
ワタシがよく作る、ビストロとシロカを使った手抜きメニューを3つずつご紹介します。
ただし、手抜きメニューなのでレシピも適当。調味料の分量はアナタにおまかせ。
アナタとアナタの家族好みのお料理にアレンジしてみてくださいね。
カレードリア by ビストロ 手抜き度★★★


手順
- 耐熱皿にご飯をいれてならす
- ご飯の上にレトルトカレーをかける
- レトルトカレーにシュレッドチーズをかける
- ビストロのグリルモードで、表面に焼き色がつくまで約20分焼く
チキンソテー by ビストロ 手抜き度★★


手順
- 鶏もも肉に塩をふる
- ビストロに入れて、グリルモードで18~20分焼く
- ハニーマスタードソース作る
- 鶏もも肉が焼けたら、葉野菜を飾り、ハニーマスタードソースをかける
ハニーマスタードソースの作り方
- 器に、ハチミツ・マスタード・レモン汁・しょうゆを適量入れてグルグルまぜる
ラザニア by ビストロ 手抜き度★
手順
- ビストロのレンジモードでホワイトソースを作る
- 冷凍の豚ひき肉・玉ねぎのみじん切りをフライパンで炒めてミートソースをつくる
- ケチャップ・お好みソースで味をつける
- 耐熱皿にぎょうざの皮をならべる
- ぎょうざの皮⇒ミートソース⇒ホワイトソースの順に2〜3回重ねて層をつくる
- 最後にシュレッドチーズをのせて、ビストロのグリルモードで表面に焼き色がつくまで約15分焼く
ホワイトソースの作り方
- 耐熱ボウルに、小麦粉50g・バター50gを入れてビストロのレンジモードで2分チン
- 小麦粉とバターをグルグルまぜたら、牛乳600mlを入れてぐるぐるまぜる
- ビストロのレンジモードで3分チン
- 一度、ボウルを取りだしてぐるぐるまぜたら、再度レンジモードで3分チン
- 再度、ボウルをとりだしてぐるぐるまぜたら、再度レンジモードで1分チン
- 最後に、適量の塩で味付けをする
ワンポイント
ホワイトソースは、熱しすぎるとボウルからあふれてしまうので、注意しながら作ってくださいね。
スペアリブの煮込み by シロカ 手抜き度★★★


手順
- 豚のスペアリブ・太ネギ・水(材料がひたるぐらい)・調味料をシロカに入れる
- シロカのスイッチを入れる(圧力15分)
調味料
- しょうゆ・酒・みりん・砂糖・ショウガ1かけ・ニンニク1かけ
おでん by シロカ 手抜き度★★


手順
- おでんの具材をシロカに入れる
- おでんスープをシロカに入れる
- シロカのスイッチを入れる(圧力13分)
ワンポイント
おでんは調理中に具材が膨らむので、具材やスープの入れすぎにはくれぐれも注意しましょう。
ビーフシチュー by シロカ 手抜き度★


手順
- 牛肉・ジャガイモ・玉ねぎ・ニンジンをザクザク切る
- フライパンにバターを入れて、食材をサッと炒める
- シロカに炒めた材料と水を入れてスイッチを入れる(圧力15分)
- 圧力ピンが落ちたら、ビーフシチューの素を入れて混ぜる
- お皿にもり、生クリームをかける
ワンポイント
圧力鍋なので、硬い輸入肉でも柔らかく仕上がります。
まとめ
いかがでしたか?
仕事でヘトヘトなワーキングマザーが、最後の力をふりしぼって作る毎日の夕食は、どうせなら家族に美味しい!って食べてもらいたいもの。
でも、お料理に時間をかければかけるほど、自分の時間が減ってしまうし、せっかく時間をかけても、家族から美味しくないと言われてしまうことも・・・。
それなら、時短アイテムを上手に使いこなして、時間も、美味しいお料理も両方手にいれませんか?
お金で時間を買うことも、いそがしいワーママには必要だったりします。
今日は、夕食を作りたくない・・・と思う日は、とびきりの手抜き料理で、食卓を華やかに彩りましょう。